暑い夏でも、無理なく山へ!50代からの登山 熱中症対策ガイド

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■ はじめに:夏山を楽しむために

ここ数年、夏の暑さは年々厳しさを増しています。温暖化の影響を感じながら、「この暑さで山に行っても大丈夫?」と不安になることもあるでしょう。実際、私も過去に何度か登山中にふらついたり、頭がぼーっとしたりする経験をしました。

でも、準備と工夫をすれば、夏の山は私たち50代の心と体にとって最高のリフレッシュの場になります。この記事では、熱中症を防ぎながら夏山を楽しむための具体的な対策をご紹介します。


■ 【基本のキ】こまめな水分補給を習慣に

夏の登山で最も大切なのが「水分補給」。
私は過去に「荷物を軽くしたいから」と水を減らしたことがあり、その結果、登山中に体調を崩したことがあります。

● ポイントは3つ:

  • 水は多めに持っていく。目安は自分の体重と荷物の重さ、行動時間で計算できます。
    登山中に必要な水分量(ml)=(体重+荷物)× 5 × 行動時間
    例えば体重が60㎏、荷物が5㎏、6時間の行程なら1,950mlで約2Ⅼが目安になります。重たくても命に係わること。がんばって持って行きましょう!
  • スポーツドリンクを1本持参。水とは別に塩分やミネラルが補えるので、特に夏は1本あると登りのバテ具合が違います。
  • 喉が渇く前にこまめに飲む。休憩時に少しずつ、が基本です。気がつかないうちに身体は水分不足になります。喉が渇いていなくて意識して水分を摂るようにしましょう!

■ お守り代わりにアミノ酸ゼリーを

登山中に「やばい…」と思ったとき、私を救ってくれたのがアミノ酸ゼリーでした。重くないし、すぐにエネルギーになるので、夏山にはぜひ持参したいアイテムです。

  • クエン酸やアミノ酸の入ったゼリーは、疲労回復や熱中症対策にも◎
  • 心配なら経口補水液を。熱中症になってしまったらすばやく水分と塩分を補給できます。

■ コース選びが命を守る!炎天下を避ける工夫

夏の山選びには「日陰」と「涼しさ」がカギ。
開けた尾根道や木陰のないコースは熱中症リスクが上がります。

  • 樹林帯が多く、木陰が続くコースを選ぶと安心です。
  • 登山アプリ(YAMAP・ヤマレコなど)でコース情報を事前チェックができます。
  • 公共交通機関から登山口までのアスファルト道も要注意!かなり体力を奪われます。

情報収集と慎重なコース選びが、快適な夏山登山につながります。


■ 「早朝登山」で快適に

夏は「早起き」が何よりの熱中症対策。
私も朝5時前に出発して、午前中に下山することを心がけています。

  • 朝の空気は爽やかで歩きやすい
  • 午後の気温上昇を避けて熱中症対

早く登って早く帰る—このリズムを身につけることで、登山後の疲労感も大きく変わります。汗をかいた後に温泉や銭湯で汗を流せば充実した一日になりますよ。

■ 涼を求めて高い山へ

どうしても暑さが心配な方には、標高の高い山をおすすめします。
1500mを超えると、気温が下界より5〜10℃低く感じられ、夏でもひんやりすることがあります。

  • 北部の山域(例:東北・信州など)
  • 夏がベストシーズンの百名山(例:木曽駒ヶ岳、乗鞍岳など)

ただし、標高が高い分、天候や風の影響も受けやすいので、防寒対策も忘れずに。


■ ウェアで変わる快適さ

暑さを乗り切るためには、登山ウェアの工夫も欠かせません。

  • 通気性・速乾性のある素材のTシャツやアンダーウェア
  • 薄手の長袖を重ね着できる「レイヤリング」
  • 必ず帽子をかぶる!

汗をかいたままの服は体力を奪います。快適な服装は疲労軽減にもつながります。


■ まとめ:無理せず、快適な夏山を楽しもう

50代になって感じるのは、「無理をしないこと」の大切さです。
若い頃のように体力を頼りにする登山ではなく、工夫と準備で乗り越える登山を目指しましょう。

  • 登る山と時間帯を選ぶ
  • 熱中症対策をしっかり行う
  • 疲れたら迷わず引き返す勇気も大切

暑さに負けず、自然の美しさに触れながら、心も体も整える夏山登山へ。
自分のペースで、がんばりすぎない登山を楽しんでくださいね。

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