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iDeCoの積立投資で順調に税金対策

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私は不動産投資をやっているので毎年確定申告をしています。
売却するきっかけで知り合いの税理士さんにお願いするようになりましたが、それまではがんばって自分で行っていました。

申告後に気づく間違いも多かったんですけどね・・・。
その苦労のお陰で少し税金のことがわかるようになりました。

iDeCoのスタートは遅いんですが、制度を知ったときにもっと早くからやっておけば良かったと後悔しました。
税金のお得さと長期コツコツ投資を考慮すればプラスになるイメージができたからです。

よく人に教えて~!と言われるけど、うまく説明できないので自分の投資状況も含めてまとめてみます。

iDeCoのメリット

iDeCoを始めるまえにどんな投資なのか知るためにSBI証券の無料説明会に参加しました。
iDeCoのメリットはなんてったって税金の優遇。

①積立金の全額が所得控除になる。
②運用益が非課税になる。
③受給時にも税金がかからない。

特に私が魅力を感じたのは積立金が全額所得控除になること。
課税所得金額が下がるので所得税と住民税を減らすことができます。

所得税は課税所得によって税率が異なります。
住民税は課税所得に対して一律10%。

課税される所得金額税率控除額は下記の通り。

  •   課税所得金額        税率     控除額
  • 1,000円 から 1,949,000円まで     5%        0円
  • 1,950,000円 から 3,299,000円まで  10%     97,500円
  • 3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
  • 6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
  • 9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
  • 18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
  • 40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

所得税は【所得金額×税率-控除額】で年額を計算することができます。
iDeCoの積立金を課税所得金額から全額マイナスにできるので、それで税率の段階を下げることができたら大きい。

そうでなくても【積立金×税率】の税金は優遇されます。
住民税は【積立金×10%】です。


それを何年も続けたらかなりの税制優遇になります。
それがイメージできたので絶対やろうと思いました。

そして運用益が非課税になる。

iDeCoはコツコツ時間をかけて老後資金を貯める投資。
時間を味方にすればプラスになる確率は高いものと言えます。

通常の投資ですと利益に対して20.315%が税金として持っていかれます。
また受け取るときも退職所得控除、公的年金等控除の対象となります。
上限はありますが、普通に投資するよりお得です。

iDeCoのデメリット

デメリットももちろんあります。

①60歳まで使えない。
②途中で解約できない。
③元本が減る可能性がある。
④転職すると手続きがめんどう。

iDeCoは老後資金を自分でつくることが目的なので60歳まで引き出すことができません。
また積立金の調整は可能ですが、やめることができない。

そして投資なので元本が減るリスクもあります

もう一つ、職を変えると手続きをしないといけないんですね。
29年間勤めた会社を辞めたとき頭になくて、2ヶ月引き落としがありませんでした。

3ヵ月で辞めた会社はiDeCoをやっている人がいなくて私が1号!
iDeCoのことを手続きする人もわかってなくて、こちらで会社書類も書いて説明してハンコを教えてもらいました。

今月から長期派遣で働くことになりましたが、私またiDeCoのことが頭になかった。
何かしないといけないのかな・・・。

iDeCoの運用状況

iDeCoをスタートしたときの積立金の上限は23,000円でした。
プータローになったときは60,000円までできたようですが、変更の手続きがめんどうなのでずっと一定金額をかけ続けています。

投資信託はよくわからなかったのですが、せっかく投資をするのだから世界に分散できる商品にしようと考えました。
それでも最初は安心できそうな日本の成長企業に投資する「ひふみ投信」に約40%積立をしていました。

たまに覗いてみるのですが、運用利回りはそのときどきで3%~20%程度でした。
3%のときは日本株が下がったのか、ひふみファンドだけマイナス。
ちょっと比率が高すぎたかなと思い、20%まで減らして自分が投資を行っていない海外不動産を加え、海外を増やしました。

今現在の投資比率はこんな感じです。

内外株式ひふみ年金(ひふみ年金)20%4,600円
海外株式eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本))20%4,600円
海外株式<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ外国株式インデックスファンド)25%5,750円
海外不動産投信三井住友・DC外国リートインデックスファンド(三井住友・DC外国リートインデックスファンド)10%2,300円
内外資産複合eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(eMAXIS Slim バランス(8資産均等型))25%5,750円
合計100%23,00

12月2日現在の損益率はプラス22.3%。
適当に選んでいるわりにはいいと思うのですが、どうでしょうか。

将来の予定

iDeCoは税金優遇が私にとって魅力的な投資。
受け取りは一時金としてを考えていますが、時期は投資状況を見て判断したいと考えています。

iDeCoを受給できるのは60歳から。
通算加入期間は10年以上が条件です。
それより短い期間だと、受け取れる年齢もあがっていきます。

一時金で受け取ると退職所得となり、会社勤めの退職金と同じように税金の負担があります。
会社の退職金と合算されるので、税金が高額になる場合はもらう時期をずらすなど対策が必要ですね。
私の場合、退職金をもらう予定がないので考えなくてよいのですが・・・。

年金のように定期的に受け取る方法も選択できますが、そのつど手数料が引かれるし雑所得という扱いなので健康保険料の負担も増えてしまいます。

一時金と定期的に受け取る方法、ミックスも可能みたいですが計算がめんどくさそう。
きっと一時金でもらってもパッ~と使っちゃうことはないと思うので、やはり私は一時金という選択にしそうです。

昨年、加入年齢制限が65歳まで引き上げられました。
もともと60歳まで積み立てるつもりでしたが、余裕があるうちは続けたいなというのが今の心境です。

そのまえにiDeCoだけ考えるのではなく老後に向けての資金計画を立てなきゃと思いました。

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