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退職金を先にもらってしまったiDeCoの受け取り

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iDeCoを受け取るときに退職金との関係で税金額が変わるので気をつけないとっていうのは何となく知っていました。

私は中途退職で退職金は受領済み。
いまは派遣社員で今後退職金をいただける見込みは今のところありません。

そんなわけで私には関係ないや~と思っていました。
私の予定では60歳で4%で運用できたとして520万円程度を一括で受け取る予定で計算しています。

ところが妹がiDeCoを始めるってことで難しいと言われる受け取り方法を見てたら、退職金控除を受けるためには退職金を受け取ってから20年経たないと控除が使えないとか。

20年って60歳じゃ使えない・・・ということで調べてみました。

iDeCoは一時金で受け取るか年金で受け取るか組み合わせるか

受け取り方法は退職金として受け取るか年金として月々受け取るか。
退職金と年金を組み合わせて受け取ることも可能です。
私は始めたときから一括で退職金として受け取るつもりでした。

一括で受け取ると退職金控除が使えます。
退職金控除はとても太い控除で、私も長年勤めた会社を退職するとき1,000万円ちょっとの退職金に税金が一切かからなかったのでびっくりしました。

そして年金として受け取るなら公的年金控除というものがあります。

控除の計算方法

退職金控除額の計算は勤続年数によって変わります。

勤務年数が20年以下だと「40万円×勤続年数」
20年以上は「(勤続年数-20年)×70万円+800万円」で計算
します。

控除の金額が計算出来たら課税額を計算します。

課税額は退職金の金額から控除額を引いて算出した額の半分に税金がかかってきます。
計算式は「(退職金-退職金控除額)×0.5」になります。

一方、年金で受け取ると雑所得扱いになって公的年金と同じ扱いになります。
公的年金控除は65歳未満なら60万円まで、65歳以上なら110万円までであれば課税されないというものです。

ただ私の場合、65歳から年金を受け取るとしても通常の年金だけで110万円はオーバーする予定です。

65歳までに月々60万円以内でiDeCoを受け取るか、年金受給を65歳より延ばしてその期間110万円以内で受け取るか。
そうすれば公的年金控除をフルで使えそうです。

中途退社で退職金をもらった場合

退職金控除を使って20年以上経たないと退職金控除をあらたに使うことはできません。
19年以内に受け取ると退職金をいただいた会社に勤めているときにかけていたiDeCoの掛金は重複期間として退職金控除に入れてもらえるようです。

私のiDeCoスタートは遅く、勤務していたときにかけた重複期間は約2年間。
iDeCoの控除額は2年×40万円で80万円になります。
退職金枠は280万円程度残っているので、余裕で80万円は非課税だけど・・・。

どれだけiDeCoで増えるかわかりませんが年4%で増えていくと計算すると約14年かけて520万円。
当初考えていた60歳一括受け取りだと520万円-80万円で440万円に対し税金がかかってきます。

所得税が何パーセントかわからないけど住民税だけでも44万円!?
運用利回りに対しての税金はかからないし、毎年の税金控除があるとしてもチャラになりそうな金額に思えます。

中途退職で先に退職金をもらったときのiDeCo

結局、私が税金をかからないように受け取るなら会社を辞めて退職金をもらったときから20年以上経って一括で受け取るのが一つの方法。

iDeCoを14年かけると退職金控除は560万円使えます。
あ、受取金額は520万円で計算していますが微妙なところです。

それか年金として受け取る。
この場合ですと残りは運用しながら持てますが、口座管理料はかかり続けるし引き出すにも毎月手数料もかかります。

いろいろ考慮して選択する必要があるようだけど、ほんとごちゃごちゃしてよくわからん。
制度も変わるかもしれないし、とりあえず予定の60歳一括受け取りはかなり税金を持って行かれるということがわかったのでお金の予定表を変更します。


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