たまに本屋に行って読みたいな~って本を探します。
本屋に行くと自分がちょっと賢くなったみたいで好きです(笑)
そんなある日、特にこれだ!という本が見つからなかったので、以前からYouTubeなどで紹介されて気になっていた「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」という本を購入しました。
読み始めたら、あっという間に引き込まれました。
この本には、たくさんの気づきが詰まっていて、お金の使い方に対する考え方が大きく変わりました。
ゼロで死ぬ
タイトルの意味はゼロで死ぬということ。
お金を使い切って死にましょうということです。
この本の著者はアメリカ人ですが、資産をたっぷり残して亡くなる人が多いそうです。
日本人は貯金が大好きなイメージがあったけどアメリカ人もとは・・・。
親から多くの遺産を受け取る人もいますが、私の母もどれだけの資産を持っているのかは知りません。
ただ、貯めることに専念していて、大きな出費を避けています。
たとえば、母は補聴器が合わないと言いながらも、「もったいないから壊れてから買い替える」と言います。お金はあるのに。
私には残すべき子供がいないので、お金を使い切って死にたいという考えは以前からありました。
今は働かなくても現在の生活を維持できるように資産を増やし、節約し、投資し、働いています。
でもこの本を読んで、「それで本当に幸せなのか?」と自問するようになりました。
今しかできないこと、経験にお金を使う
40代までの私は割とお金を使ってきました。
独り者で実家暮らしだから暮らしに不安がなかったというのが大きいですが、洋服や無駄な飲み会は置いといて旅行やお稽古ごとや勉強など「経験」にもお金も使ってきました。
その頃は意識はせず好奇心の赴くままに行動していたと思います。
自分の生き方が本の考え方に沿っていたので、もうちょっと節約して貯めておけば良かった~という50代の後悔を払拭してくれました。
さて現在50代前半。
正社員の仕事を辞めたことで収入大幅減↘
40代とは事情が変わりました。
節約しなくちゃ、でもやりたい事はやりたい!いう葛藤が心の中に潜んでいて、気持ちよくお金を使えていない自分に気づきました。
お金を使うことに罪悪感を感じるんです・・・。
それって補聴器を買わない母と根底は同じ心理です(笑)
私の場合は使っちゃってますがね・・・。
45歳~60歳は資産取り崩しの時期
この本では、50代は資産を取り崩す時期だと書かれています。
50代はまだ働き盛りで、老後資金を貯める時期だと思っていましたが、この本は「喜びを先送りするには限度がある」と教えてくれます。
お金を使って得られる喜びは、若いほど大きいということです。
ただ、資産を使い切るタイミングは人それぞれで、慎重に考える必要があります。
まずは自分の資産をリストアップし、負債がある場合はそこから引いて純資産を計算すること。
次に、老後に必要な金額を見積もり、資産と支出のバランスを確認します。
そして、資産をただ置いておくのではなく、投資によって増やしていくことが大切です。
取り崩しながらも投資も続けて増やしていく。
それを考慮して時期を見定めます。
日本には年金制度もあるので、それもプラスになりますね。
お金を貯めなきゃって老後不安ばかり感じていましたが、たった一度きりの人生のためにお金を使って人生を謳歌したい!
お金を気持ちよく使うためにもきちんと計算してみたいと思います。
健康は金より重い
年齢とともに支出と貯蓄のバランスを最適化する、というのはお金を使って楽しむ能力は年齢とともに下がっていくという事実に基づいているろいうことが前提になっています。
当たり前ですが、健康でなければ楽しむ能力は下がってしまいます。
現在の健康状態を把握して改善していくことも重要なことです。
同世代の友人との会話はあちこちが痛いとか、健康診断で引っかかったとかの話題が多くなりました(笑)
私自身、脂質異常症と診断されてほったらかしだし、膝痛もあります。
つい今が大丈夫だからと先送りしてしまいますが、ちゃんと自分の体とは向き合わないといけませんね。
人生を最大限に充実させるための3大要素「金」「健康」「時間」のバランスを取ることは、残りの人生を楽しみながら生きていくことにつながります。
だからお金ばかりではなく健康にもちゃんと目を向けようと思います。
本を読んで思ったこと
お金は貯めるより使う方が難しいのかもしれません。
本来お金は使ってこそ生きるもの。
頭だはわかっていても使うことに恐れや罪悪感を感じていたと気づきました。
収入があったころはわりとお金を使ってきたと思いますが、株式投資や不動産投資、29年勤めた会社の退職金など、気づけばそれなりにまとまったお金は貯まっています。
これからは貯め方、増やし方だけでなく使い方も考えて行こうと思いました!
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